Carrozzeria MVH-5100
車体購入時に取り付けられていたカーオーディオはCDもラジオも聞けていたのですが、次第に音が飛ぶようになったり、電源が勝手に切れたりするようになりました。
最終的には電源を入れることができなくなりCDが出なくなり。
もともとCDは使っておらず前のオーナーの置き土産のディスクが入っており動作確認のつもりで入れていました。
お気に入りのものじゃなくてよかったです。
車体のアンテナも購入時から調子が悪く、しまうことができないなどもありラジオも聞かなくなりました。
ポータブルスピーカーで充分じゃないか?
その後は代車ではiPhoneから直接音楽を流しており、スパイダーでは音量が小さく感じるためBluetooth対応のポータブルスピーカーを検討し始めました。
車内のドアスピーカーがちゃんと動くか疑わしいということもあり、これ1台あれば音は流れます。
Bluetooth対応、24時間連続再生と防水。
本来の用途とは違いますが、寸法は167x47x56(mm)で無理すればヘッドユニットスペースに収納できるんじゃないかと想像。
車内のスピーカーが故障していた場合にカーオーディオとスピーカー両方を交換するよりも大幅にコストが抑えられます。
こういったもので充分じゃないかと家電量販店で比較しましたが、公称値では1DINサイズ(幅180mm×高さ50mm)をオーバーしてしまいます。
実際に車体側の寸法を計測。
さすがにここに収めるのは無理がありましたね。
その他に
車以外で使う機会が無さそうなこと
長期的に車内で使用したときの耐久性
などを考え、やはりラジオも聞けるカーオーディオの方がいいかなと思い直し探してみることに。
カーオーディオ選びの指針
購入するにあたって探し始めると似たような見た目で機種の多さにびっくりしました。
「Carrozzeriaとパイオニアって何が違うの?」というレベルの自分には情報が多すぎて何が自分に必要なのか解りませんでしたが、だんだんと絞れてきました。
機能が少ないこと(BluetoothとUSB接続)
ナビはiPhoneのアプリを使うことが多いため無くてもいいです。
また、iPhoneに手持ちの音楽を入れているためBluetoothとUSB接続さえできれば充分かと。
なによりCDプレーヤーが無ければ壊れることもありません。
USBに関してはモデルによって背面に接続口があるものもあり、どのように接続するかイメージしておいたほうが良さそうです。
リモコンも使うことはないと思いますし、音質の調整など細かな機能は使いこなすことができないでしょう。
安いこと
カーオーディオは移り変わりが早い商品なので最新のものを買っても数年したら機能や外観が見劣りするようになるんじゃないか?
ウチの車のような毎日乗って屋外駐車、エアコンが動かないといった過酷な環境下では長持ちしないんじゃないか?
カーオーディオはこだわるとキリがないと思い機能が少ないことと関連しますが安いもので充分だと判断しました。
「レトロサウンド」のようなクラシックカーにも似合うカーオーディオに憧れますが、車体に手を入れるところが多いのでオーディオにお金をかけるのはまだまだ先です。
小さいこと
僕の車は購入時よりETC車載器がグローブボックス内にありました。
カーオーディオの意匠が古い車のイメージと合わないのは仕方がないことですが、もし似合わないものだとしてもオーディオ自体が小さければグローブボックスに収納してもよいのではないかと思いました。
使用方法もBluetoothかUSB接続が基本になるので困ることはなさそうです。
ラジオ
近年は海外製の非常に安いカーオーディオがたくさん出回っています。
ただ、日本とはラジオの周波数が違うようでFMラジオが一部のみしか受信できないモデルがあります。
対応する周波数は製品情報に書いてあるので事前に確認は必要です。
現状ではアンテナが故障していますがアンテナを修理したらラジオも聞いてみたくなるだろうと思い国産を選択することになりました。
当初は昔オールナイトニッポンを聞いていたこともありAMラジオも聞きたいと思ったのですが、現在はニッポン放送もFMラジオで聞けるらしくAMにこだわらなくてもいいかもと思いました。海外製ヘッドユニットは基本的にFMのみのようです。
候補だった海外製ヘッドユニット。
Bluetooth、FMラジオ、AUX、USB対応で自分の用途としては充分で低価格。
FMラジオ76.0~90.0MHzとあり、県内のラジオ局は一部を除きカバーされていました。
海外製のため取扱説明書が充実しているか心配だったので見送りました。
Carrozzeria MVH-5100を中古で購入
購入したのはカロッツェリアのMVH-5100です。
本体とハーネスのみの中古品を購入しました。
付属品はこれだけです。
中古のため箱、説明書、リモコン、ハンズフリーマイク、ブラケットなどが含まれません。
奥行きは短く、以前ついていたヘッドユニットよりもだいぶ軽いです。
今回購入したMVH-5100は型落ちしたモデルで、現行品はMVH-5400に相当します。
多少古くても車体の古さに比べたら全然新しいものです。
グローブボックス内におさまる
スパイダーSr.4のグローブボックスは左側が浅い構造なのですが、配線をつながず試しに入れてみたところちゃんとフタが閉まりました。
多少加工すればここに収められそうで、頻繁に操作しないのであればこのような収納方法も検討の価値が有ります。
説明書
取扱説明書が無いため、配線の接続をする際に手元で確認ができるようiPhoneにアプリ(Adobe Acrobat)を入れ、メーカーサイトのPDFファイルをダウンロードして開けるようにしました。
パイオニア MVH-5100 取扱説明書 ダウンロードページ
アプリでは見開きで表示ができないためページをまたぐときは不便ですが、PDFファイルを見ながら1本1本対応している配線を確認しながら接続しました。
生産終了した商品の取扱説明書が入手できるのは大手メーカー品の強みだと思います。
接続
他の箇所でも使えるようにスリーブが特殊な防水タイプを購入しましたが普通のでも充分だったかもしれません。
もともとあったハーネスの配線を1本ずつ切ってはギボシ端子を取り付け、新しいハーネスのギボシ端子へつなげていきました。
赤い部品は前のオーナーがつけていたものです。
色のついたチューブはどこのスピーカーかなど印字された目印です。使えるものは一部再利用しました。
つなげたら本体にこの2本を挿して無事動作しました。
電工ペンチは安物を使ったため多少手こずり仕上がりはよくないですが見よう見まねです。
アンテナは動かないためアンテナ電源の線だけ接続していません。
ブラケットが無いためグラつきますがそのまま押し込で収納しました。
時計の設定などせずにモード切り替えでBluetoothにしたらiPhoneを読み込みました。
iPhoneと接続さえすればiPhoneの画面上に音楽再生画面が表示され操作可能になります。
取り付けてみると見た目が最近のものっぽいかなと少々不安でしたが、遠目に見れば黒いのでそこまで目立たないですしそこまで見る人って自分しかいないだろうと思いました。
ディスプレイのイルミネーション
ディスプレイの色と明るさが違いすぎてオーディオが目立っています。
気になりはしますが音楽が聞けるだけで充分です。
ネットのレビューで日本語の表示ができないため一部アーティスト名・曲名が空白になりますが無いよりはいいと思っていますのでそれほど気になりません。
ちなみにMVH-5100はデュアルLEDにより青と赤のイルミネーションを切り替えができます。
液晶部分は青白い表示で変更はできません。
高級なモデルであれば色や明るさを細かくカスタマイズできるものもあるようです。
実際に使ってみるとBluetooth接続は非常に便利でキーを回すと自動で接続、前回再生した曲から再生されるのでスイッチを押すこともありません。
ハンズフリーマイクが無いためBluetooth接続時に電話がかかってきたときはこちらの声が向こうに届かないという点がありますがそれ以外には不満は無く毎日使っています。
運転中の楽しみが増えたのはうれしいですね。
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