MOMO プロトティーポ シルバースポーク 350mm
中古でステアリングを手に入れたのですが、ステッチが途中で切れていたり毛羽立ったりしているのが気になる点です。
購入時の状態
遠目に見るとそこまで傷んでいるようには見えませんが、近くで糸を見ると古さが感じられます。
ステアリングの表皮は縫い付けられているわけではない
プロトティーポの内側には白いステッチがあり革の端を一直線に縫われていますが、
ステアリングの表皮は縫い付けられているわけではありません。
以下の動画はMOMOの職人さんがステアリングを製作しているところです。
よく見ると隅っこに革の生地が見え、革を接着剤で丁寧に貼り付けていく様子がわかります。
革はしっかり接着されていて、ステッチはあくまで意匠なのですね。
ステッチを抜いてライターであぶる
抜けているステッチの部分がめくれてこないのを確認した後、レザーを切らないようにカッターでステッチを切って引き抜きました。
このステアリングはスポークの根元だけステッチが橋渡しになっているので残すことに。
引き抜いたステッチを捨てる前にライターであぶってみたら丸まったので、ステアリングの糸の末端をライターであぶりました。
指で触ると糸のでっぱりが気になりますが傷んだ糸のままよりはいいです。
縫い跡やあぶった糸を近くで見ると気になりますが遠目に見ればさほど気になりません。
革の手入れ
何もしていない状態。少し汚れが見えます。
メラミンスポンジで磨く
メラミンスポンジに水で薄めた中性洗剤をつけて全体を磨きました。
汚れが落ちたのか表面が研磨されたのか、マットな風合いになりました。
メラミンスポンジは研磨しすぎない程度にこするのがよいようです。
この状態で仕上げでもいいかもしれません。
レザーワックスで仕上げ
テカリが気になる場合はやらなくてもいいかもしれませんが、僕は革の表面保護のためレザーワックスを塗ってキッチンペーパーで乾拭きしました。
光沢が増しました。
仕上がり
そのほかスポークの端っこの革がめくれているところがあったので家にあった適当な接着剤を塗ってみました。
左:手入れ前
右:手入れ後
取付
ウッドステアリングに比べ太く、弾力があり力を入れて握りやすいです。
ライターであぶった糸は手に当たって気になるので切り取ってしまうかもしれません。
もともと着いていたSuperINDYと重ねてみると、内側に太くなっているようです。
プロトティーポは古くからあるデザインですがいろんな車種に合わせられるシンプルかつほどよくスポーティなデザインがいいですね。
古いステアリングも手入れすることでまだまだ活躍してくれそうです。
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