ムック Tipo ALFA & ROMEO VOL.9 恋するスパイダー
アルファ&ロメオはラテン車(イタリア・フランス)を主に取り扱う雑誌「Tipo」のアルファロメオのみをとりあげたムックです。
Vol.9ではスパイダー(115/916)とアルファGTが主に特集されています。
恋するALFAスパイダー (P.41)
発行年が2004年ということもあり、2代目にあたる916型(96年〜)が現行型として紹介されています。
SPIDER ハイパー・オタク MANUAL (P.46)
115型、916型の各シリーズの特徴を写真と文章で簡潔に紹介されています。
カタログのようにそれぞれの雰囲気を知るにはちょうどいいあっさりとした内容です。
誌面の都合上仕方がないのだと思いますがスペースが小さいため物足りなさを感じます。
撮影された車両の中にはステアリングが交換されているなど純正と異なる仕様もみられます。
エアバッグ付のモデルについても気になるところです。
スパイダーのトラブル教えて!! (P.52)
115系は電気系に注意!
豪華装備となったSr.3後期からはパワーウィンドーやリモコンミラースイッチの接触不良、電動ファンリレーの焼き付きなどが報告されている。またインジェクションモデルは吸気パイプが破れることがあるようだ。
この一節はほぼ経験したこともあり、読みながらつい頷いてしまいました。
本書のスパイダーの特集ページはそれほど多くはありませんがそのほとんどが表面的な内容でしたので購入後のトラブルやその予防に関しては多めに取り上げて欲しいところでもあります。
担当す~さんのちょインプレ P.53
特集の多くがエクステリアやインテリアに関する記述のなか、わずかに乗り味に言及されている部分です。
アジを愉しむ115、アツイ走りの現行どっちも素敵ハート
<中略>
ひとたび走り出すと、スパイダーの母がジュリアシリーズなのだということを意識させられる。インジェクション化されているとはいえ、アルファツインカムの荒々しくも繊細なサウンドは健在だし、リアサスはジュリアの味であるアルファダンスを踊り出す。ジュリアの乗り味を現代的な装備、オープンエアとともに楽しめるのが大きな魅力なのだ。
各シリーズのフィーリングの違いも詳しく知りたくなりますね。
そりゃアルファvol.9
編集部スタッフ所有のアルファロメオに関する出来事が紹介されている”Solo Alfa”をもじったコーナー。
10万キロのSr.3 QV(クアドリフォリオ)の整備にて、アイドリング不調の原因がデスビとプラグコードの劣化。これによりクラッチを交換することになったことが記載されています。
その他、レースに参加するジュリアのコーナーではパドックのスパイダー(Sr.1やSr.2)などが小さく紹介されており、スパイダーの違った一面が垣間見えます。
全146ページ
NOKO MOOK 764
株式会社ネコ・パブリッシング
発行日 2004年10月26日
ISBN 4-7770-0264-0
定価980円
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